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西アメリカ旅日記 〜ポートランド編〜
最後の目的地は、オレゴン州の北に位置する州最大の都市・ポートランド。

オフィス街をぬけたダウンタウンは

日本でもおなじみのアパレルブランドやアウトドアショップなどが立ち並び

タイ・ギリシャ・メキシコ・ヴェトナム・トルコなど各国の料理を食べられる

フードカートと呼ばれる屋台をのせたワゴン車が駐車場にずらりと並ぶ屋台通りなんかもあって

若いパンクスや路上に生活する人たちなど多種多様な人びとが暮らしているようでした。


ポートランドのなかでも

”share it” という名の ”交差点” が素晴らしかったので、最後に紹介させてください。




街中心部から車で30分くらい走った小さな街の

アンティークショップやyogaスタジオやレストランが立ち並ぶ閑静な住宅街。


ここに「交差点を単なる通過する場所から交流の場へ変えたい」と

住民たち自ら交差点をDIYし、

この街に住むみんなで情報や技術を共有するコミュニティへと変えた場所がありました。





はじめ

「コミュニティ意識を高める為にも道路に曼荼羅を描かせてください」と

住民たちが役所に出向いたものの

「道路に落書きはいけません」と、もちろん答えはNOでした。


そこで住民たちは

自分たちこそが公共だという考えを変える事なく

近所に暮らす9割以上の住民が 交差点に曼荼羅を描くことに賛成していることを

自分たちで確認してから

ゲリラ的に交差点を改造しはじめたのが始まりだそうです。


「どなたでもお茶してください」と描かれたティースタンドや

原始時代から存在する建築技術でつくられた

土の塊などでできているコブとよばれるベンチや、

使わなくなったオモチャが寄贈されたキッズクラブハウスでは

このときも実際に住民の子供達同士が遊んでいて

それを何組かの親が見守るようにお茶しながらゆったり過ごしていました。


さらに、スキルマップという

地域に暮らす住民がどんな技術を持っているかを示した地図があり

大工仕事ができるひと・ベビーシッターができるひと・料理が得意なひと・・・

物以外に技術も交換し合って助け合っていこうとするアイデアです。





自分たちの信じる 本当の意味での暮らしやすい街を

近所の人たちとよく話し合って、自分たちで作っていくことや

小さなコミュニティでもお互い助け合って暮らしていくことが

これからの私たちの暮らす国でも向かうべき姿なのでは、と

この ”交差点” で大きなヒントと安心に触れられた気がしました。




長い旅日記にお付き合いくださり ありがとうございました。


そしてBishop, Bob Snodgrass いい時間をシェアしてくれてありがとう !!!!!!!



西アメリカ旅日記 〜Oregon Country Fair編〜

今回の旅の最大の目的である『オレゴンカントリーフェア』へいってきました。

初めて参加する私と8年前と6年前に参加した3度目のkazuw。


Bobの住むユージーンから車で西へ30分走った 樹木の生い茂った森の中で

毎年7月初旬に開催される今回で42回目を迎える歴史あるフェスティバルです。


カントリーフェアが始まった60年代のアメリカといえば

自然回帰運動や自然食推進が盛んだった頃で

このフェアもオルタナティブ教育(例えばシュタイナー教育やホームスクーリングやフリースクール等、

ニューエイジの流れを組む生徒側の立場に立った教育)をサポートすることから始まったそうで

文化的な要素がたっぷり詰まったフェアを今も感じることができました。






森に一歩入れば みんな笑顔で裸足で歩き回り

心がうきうき踊りだす豊かな音が森の中あちらこちらに溢れ

見たことのないようなセンスの光る手作り工芸の品々や

タロットやヨガ、マッサージやレイキといったヒーリングスペースや散髪屋まであり

食事はすべてマクロビオティック&ロー&ヴィーガンフードといった

喜ばしい屋台が500軒以上連なり

それだけではなく

農業や教育や環境などについて話し合うコミュニティの場があったりと

大人も子供も老人も家族いっしょにシェアできるこの森は

まさに理想とするひとつの街のようでした。





















いくつかのkazuwのガラスが職人たちの手に渡っていきました。

ガラスをみるとまず驚いて、すぐ手に取って喜んで持ち帰ってくれました。

また物々交換で美しい手作りのものが私たちの元にやってきてくれました。


ガラスが繋いでくれるこのご縁に感謝して

またここに戻って来られるようにと願いました。




そして ここでもまたまたBobに出逢うことができました !

”特別小屋”に連れて行ってくれたBobの靴下から出てきたおやつを一緒に食べながら

「今夜ここにGrateful Deadのドラマーがライブをしにやってくるよ」と

誘ってくれたのですが

あいにく夜まで居ることができず 彼に会うことができませんでした。





帰りパーキングでは望遠鏡をのぞく人の列ができていて

私も月のクレーターを自分の眼で確認することができました。


最後の最後まで

どこか特別な星にここから繋がって行けるような感覚に心からとろけてしまうのでした。





西アメリカ旅日記 〜Widespread Panic編〜
Widespread Panic いってきました。

場所はユージーンにあるカスバート・アンフィシアター。



ステージから半円形に広がる緑の芝生でピクニックをしながら開演を待っていたら

突如、身体中の毛が逆立つものすごい迫力の音風が大きな波のように押し寄せて

目の前にはWidespread Panic、待ちに待ったショウの始まりです。




空を仰ぐように両手を挙げてゆったり音に乗るBobを発見。

私たちに気づたBobは隣にやってきて

盆踊りのようなダンスを始め 心から楽しい気分にさせてくれました。

そんなBobは両耳に耳栓をしていました。


今までに体験したことのない最高音響のもと、星空のもと、

それはそれは忘れられないユージーンの夜になりました。



西アメリカ旅日記 〜ボブ・スノッグラス編〜
カリフォルニア州のシャスタからオレゴン州のユージーンに着いた夜

Bob Snodgrass のところへ遊びに行きました。

さっき起きた様子のボブがすぐさま工房にしているバスへ案内してくれました。




夜がぴったり似合うファンキーで怪しいボブのバス。

音楽に合わせて歌いながらすらすらと次々にガラスを作っていました。 


出来上がったガラスにはファニーなにっこりマークがひとつと

ドキッとするような白っぽいスカルがあちこちに隠されていました。


ボブのマジックショウタイムはつづき まるで宇宙船に乗っているような気分でした。



ボブのシンボルマークが入った隕石を最後にプレゼントしてくれました。


    *      *      *      *      *


ユージーンを出る朝 再び会いに行きました。


奥さんのマリーは

大好きな地図を広げてアメリカ全土の地形や気候や見所を

以前 ボブとバスでグレイトフルデッドを追っかけて暮らしていた頃の話も交えて

まるで社会の先生のように楽しく熱心に話してくれました。


どれも興味深いものでいつか色々まわって見に行ってみたいな、と思いました。

時々 キノコの干物やマリーの故郷のTシャツや庭で採れたての卵を見せてくれました。





最後にたっぷりハグをして 

今度は秋にマッシュルームピッキングに行きましょう、と再開を約束をして

愛しいボブとマリーとお別れをしました。


私に「kazuwのペンダントは素晴らしいよ」とウインクをするボブは

最高にチャーミングでした。






ー Create the World , You Want to See ー




西アメリカ旅日記 〜インデペンデンス・デイ編〜
翌朝シャスタの街に出かけてみると

昨日とは打って変わってフリーマーケットがたくさん並び

歩行者天国には人が溢れ、まるでお祭りのような盛り上がり。


それにみんな同じ水色のシャスタ Tシャツ。

マラソン大会でもあったのかなと思い「何かあるのですか?」と尋ねると

「きょうは7月4日。アメリカ独立記念日よ」と諭すような声に

輪の中で一緒にパレードを見守ることにしました。



どこのお家にもHAPPY 4THのデコレーションです。

おじさんが「今夜 シャスタレイクで花火があがるよ」と教えてくれたので

花火を上から眺めてみようと 再びマウントシャスタに登りました。


陽も落ち始め だんだん人が集まってきて

私たちをあたたかく迎えてくださり席も用意してくださいました。



見事なグラデーションが空いっぱいに広がりはじめ

雲ひとつない晴天に夕陽と三日月がいっしょに輝いて

もうすぐそこに色の鮮やかな花火が打ち上げられるのでした。








::::: 

アメリカ最終日、とってもうれしいプレゼントをシャスタからいただきました。

車でここを横切るときにマウントシャスタにかかる

大きなレインボーを見ることができたときには心からハッピーでした。




西アメリカ旅日記 〜シャスタ編〜
サンフランシスコからオレゴンへ向かう道の途中の真ん中あたりで

マウントシャスタという富士山に良く似た形をした単独峰に立ち寄りました。


山頂は一年中雪で覆われ

雪解け水が何百年とかけて湧き水となって

おいしい空気やめずらしい高山植物、数々の湖や小川などに恵みをもたらし

本当に信じられないような美しい自然がたっぷりと詰まっています。

世界七大聖山のひとつでもありネイティブアメリカンインディアンの聖地だったそうです。


これを草木染めにするとパープルになるそうです。












5合目あたりで車から降ろされた少年たち。
ものすごいスピードで下っていきました。






続く。


西アメリカ旅日記 〜ナナオプレイス編〜
車がスリップしてしまいそうなコブだらけの砂道を

何度とバウンスしながら無事 着いた先は シェラネバダの山深いトレイルコース。


そこからゴオオという音とともに流れる 蒼く美しいユバリバーが眼下に見えました。


幼い頃、毎週 食い入るように観ていたBob Rossの「ボブの絵画教室」の油絵の世界感が

いま目の前にダイナミックに広がっていることに胸が熱くなりました。



トレイルコースから崖下へ下りてゆくと

さっきまで数メートル下に見えていたユバリバーに辿り着きました。






そこには真っ白い光とともに今まで踏み入れたことのない世界が広がっていました。




赤ちゃんからおじいさんまで たくさんの人が

ありのままの姿で

ギターを弾いたりフルートを吹いたり

本を読んだりマッサージをしたりヨガをしたり

泳いだり岩にもたれて休んだり

それぞれが好きなように自然と宇宙と大調和しているようでした。




これが今日だけではなく

いつもこんな風に人々が過ごしているということで

わたしたちもエイッと川の流れに身を任せてみました。


冷たさ堪える川の水でしたが 冷たい温泉のようで

入った後に気持ちよさが染み渡るような素晴らしい体験でした。

そのあとはお日様の下での岩盤浴タイムです。






終始リラックスして過ごすことができ

何度でも帰りたくなるような 本当に輝かしいスペシャルな場所でした。




詩人・ナナオサカキも愛した場所だそうで「ナナオプレイス」とも呼ばれるそうです。



    足 に 土
    目 に 花
    耳 に 鳥
    鼻 に 茸
    口にほほえみ
    胸 に 歌
    肌 に 汗
    心 に 風
    これで十分
        ──「これで十分」(ナナオ サカキ)













西アメリカ旅日記 〜バークレー編〜
帰ってまいりました!

またまた西アメリカにいってきました。


今回はカリフォルニア州サンフランシスコから出発し

北上しながらオレゴン州ポートランドまで行って

折り返してサンフランシスコに戻る、という約2,500kmの旅でした。


はじめに着いたのはバークレーにある本屋さんとリサイクルショップ。

どの街にいっても真っ先に向かってしまうコースです。









英語は読めませんが このなにやらおもしろそうな本屋さん

いるだけでしあわせで時間があっという間に過ぎてゆくのでした。

もし英語が読めていたなら何度も何度も来なければならなかったことでしょう。





それからネバダシティ近くの片田舎に住む友人のお宅へ向かいました。


彼もバーナーワークをやっていて自宅のガレージを工房にして作品をつくっています。


自宅の向かいでは放牧された馬がのんびりとお散歩中

庭にはコンフリーやホワイトセージなど数十種類のワイルドフラワーでいっぱいで

そのまま食べられる甘い梅の木やブラックベリーなどが生き生きと育ち

畑にはたくさんのおいしそうな野菜たちが並んでいました。

なかには日本の紫蘇も育っていました!



彼は以前、日本中を旅してkazuwの実家の滋賀にも泊まったことがありました。

"山水人"や"にじのみさき"に参加したときに

日本人の「助け合いの文化」に触れて感激してから

僕も同じようにコミュニティをつくってゆきたいと思ったんだ、と話してくれました。






日本からやってきた猫のパピちゃん(パプリカ)




このあと スペシャルな場所に連れて行くよ、ということで

私たちは到着して早速 現地の洗礼を受けることになるのでした。



続く。